【コラム】商品タイプ

~ 「債権型」「パッシブ型」「アクティブ型」「バランス型」「元本保証型」 ~

確定供出年金で提供される商品は「投資信託(ファンド)」と言って、毎月投資家からお金を預かり、複数の会社の株式等を購入、その運用利益を投資家へ分配する商品です。個人が個々の株式を購入した場合、その会社が倒産すれば利益はゼロになりますが、複数の株式等を購入する事でそのリスクは分散されます。ただし、元は株式ですので元本割れのリスクは存在します(除く元本保証型)

商品は大別して主に、「債権型」「パッシブ型」「アクティブ型」「バランス型」、そして「元本保証型」があります。


「債権型」は国や会社等が資金調達のために発行する債権で構成された商品タイプです。一般的に債権は発行時に満期時の利息を保証しているのでリターンはそれほど高くありませんが、リスクは少ないです。ただ、債権の途中売買はその需要次第(欲しい人が多ければ価格があがり、少なければ価格が下がる)で価格が変動し、また金利にも連動(金利が高くなれば価格が下落)しますので、必ずしも元本が保証されているわけではありません。

「パッシブ型」は、市場インデックスに連動する商品タイプです(それ故、“インデックス型”とも呼ばれます)。市場インデックスとは、“日経平均株価”とか”ナスダック”とか、市場の状況を表す指標(インデックス)で、例えば“日経平均株価”であれば”トヨタ自動車”とか”NTT”とか日本を代表する各産業分野255社の株価の平均となります。“日経平均株価”に連動するパッシブ型であれば、この225社の株式で構成された商品となり、その基準価額も日経平均株価同様の受動的(パッシブ)な値動きをします。ただし基本は株式なので、それなりのリターンと、それなりのリスクが伴います。海外の市場インデックスに連動するタイプであれば、”アマゾン”や”マイクロソフト”等の世界的大企業の株式で構成されるので、さらにリターンも大きくなりますが、為替による変動(円高になれば安くなる)も加わり、さらにリスクも高くなります。
同じ市場インデックスに連動するタイプの商品は実は複数あり、ファンドマネージャ(商品の運用管理者)が市場状況に応じて構成株式の比率を適宜調整するので、その調整度合いで成績に多少差分が生じます。

「アクティブ型」は、ファンドマネージャがよりリターンの高くなる株式を見つけたり、その構成を積極的(アクティブ)に調整する商品タイプです。積極調整する労力が必要となる分、他商品タイプと比較し手数料も高くなりますが、より高いリターンが期待できます。成績はファンドマネージャの手腕に依存しますので、その分リスクが高まります。

「バランス型ファンド」は、主に債権(国内/海外)、株式(国内/海外)の4つを組み合わせ、ファンドマネージャが適宜その比率を調整する商品タイプです。一般的に株式が不調の際は、より安定資産の債権価格が高くなるので、それを組み合わせる事で価格を安定(バランス)させます。そのため、株式よりはリターンは少なくなりますが、リスクも少なくなり、価格変動幅も小さくなります。

「元本保証型」は、預金や保険等で構成された安定したタイプです。低金利時代ではリターンはほぼゼロに近いですが、リスクもほぼゼロなので、投資した金額を割り込むことはありません(=元本保証)。他タイプ商品を積み立て中に下落傾向等のリスクが高まった場合に、元本保証型に変更してリスク回避する目的等で利用します。それ以外に、60歳を過ぎて受給を開始したい場合(これを”出口”と呼ぶ)、受給時の価格変動をさけるため、徐々に元本保証型に移行する等の使い方もあります。資産形成目的であれば魅力がない商品ですが、資産形成を補助する色々使い勝手がある商品タイプです。
ちなみに元本保証型は確定拠出年金の商品のみに存在し、積み立てNISAにはありません。何故なら、確定拠出年金は60歳まで引き出すことが(=現金化)できないからです。積み立てNISAであれば、積み立て中にリスク等があればすぐに売却して現金化可能です。

また販売会社によっては、不動産や金(ゴールド)で構成された商品も扱っています。

ちなみに、私が2007年4月に企業型DCで加入した「三井住友・DC外国株式インデックスファンドS」はパッシブ型で、国際指標の”MSCI-KOKUSAI”インデックスと連動する商品です。MSCI-KOKUSAIインデックスはアメリカを中心にイギリス、フランス、カナダ等の先進国22カ国を投資対象とし、アメリカが72.5%を占め、日本は含まれない構成となります。似た指標に”MSCI オールカントリー”がありますが(俗に”オルカン”と呼称される商品)は、これはアメリカが60%を占め、日本が5%程度含まれた構成になります。会社の企業型DC運用会社で提供された国際指標のパッシブ型商品は、当時はこれのみだったかと思います。

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